大学生は朗報、今の就活は比較的楽!


これから大学生になる方に朗報です!

2018年1月現在の2018年卒の大学生の就職内定率は「90%」を超えているという情報があります。

これは私の時を考えればありえない数字です。

私の時はリーマンショックや3.11の東日本大震災があり、各企業とも採用活動に消極的でした。

今じゃ信じられないのですが、あの時は就活が問題になっていました。


しかし、2018年の現在は、売り手市場です。

1つにはアベノミクスでGPIFがみなさんの年金を株式市場に突っ込んでいることが挙げられます。これによって大手上場企業の株式が高値になっています。

企業にとって株式とは資産であり、その資産が値段が上がっているので資産価値が増えているということですね。違う言い方をすると、株式が安くなると資産価値は減ることになります。

この株価は景気が良ければ、上がりますが、株価が高いことは景気が良いというわけではありません。

株価は市場にお金が入れば上がりますので、景気そのものを表しているわけではありません。


話を戻しますと、今売り手市場になっている理由に「人口動向」があります。

これを見ると65~69歳・60~64歳の人口は全体の3%以上を占めていますが、若年層の15~19歳と20~24歳は2.5%ほどしかありません。


つまり、「定年退職や早期退職で会社を出て行く人」が「新しく社会で働く人」よりも多い状態になっています

わかりやすく言うと、ダイエットのようなもので食べる量よりも消費するカロリーが多いので痩せていく状態に似ています。


ですから、一般的な企業の場合、「辞める人が多いのでその分の人を採用したい。しかし、入ってくる若者が少ないため、人手不足になっている」状況です。

これは若い人にとっては「売り手市場」であり、「就職する」には最適の環境変化です。


2018年卒業の大学生の就活市場は良くなっていますし、2019年卒も2020年卒の大学生もきっともっと良い状況で就活はできることは間違いないでしょう。


しかし、これは大きな災害や不景気を除いての話です。

あくまでも人口動向について解説しましたが、リーマンショックのような金融危機や大きな地震災害があれば、就活が不利になる程の不景気になる可能生は高いです。


正確には今現在は好景気ではなく、転職市場や就活市場が好調なだけです。

人口動向の変化にあるように、60歳~69歳の労働人口が減っているということは、所得の高い人口が減って、安い給与の若者が入ってくる。

つまり、市場に流れるお金の総量が減ることにも繋がります。

これからドンドン景気という観点では、良くはないでしょう。


しかし、就活をする大学生はこれからも人手不足が続くため、売り手市場であることは覚えておいて損はありません。

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